仰天ニュースで「会食恐怖症」が取り上げられたので、少しでも認知が広まればいいなと思いました。
今日放送の仰天ニュースで「まさかの心の病 恐怖症SP」というテーマで、私も苦しんでいる「会食恐怖症」が取り上げられていました。
ゴールデンの人気番組で、会食恐怖症を取り上げてくれることで、多くの人が会食恐怖症について知ってもらえるので嬉しかったです。
恐怖症と診断されるには、6ヶ月以上生活に支障をきたす場合だそうです。自分もそうですが、恐ろしい病気ですよね…。
会食恐怖症で取り上げられていた女性は、彼氏に食べるのが遅いことを言われたきっかけでなってしまったそうです。その女性は元々少食で、食べるのが遅かったそうですが、まんま私だ…と思いました。
私は少食で、食べる量が少なくてよく残してしまうことにより、家族に迷惑かけていたので、きっと「残しちゃダメだよ…?」という家族の言葉にプレッシャーを感じたのかもしれません。
強烈な吐き気におそわれる、お店に入らない限りは食べられる(例えば映画館のポップコーン)というのもまったく同じでした。
私は吐いちゃうということはなかったのですが、吐き気がして嗚咽が止まらなくなることが日常です。
あまり緊張しない相手と会食をして慣れていくことが大事だそうですが、そこに至るまでがすごい怖いです。
私は精神疾患の薬で不安を抑える薬を飲んでいますが、それが会食恐怖症に効いているかと言われたら微妙です…。
今度病院に行ったら先生に聞いてみたいと思いました。
恐怖症で苦しんでいる全ての方が救われる世の中になっていったらいいなぁと切実に思いました。
精神疾患を治す近道は「自分の病気について知る」ことだと思います。
私は、境界性パーソナリティ障害という精神疾患を患っていますが、日々考えるのは症状が出ないでほしいということと、「早く治したい」ということです。
症状が出ないでほしいのは当たり前ですし、今は薬を飲みながら、積極的に自分のできることを見つけて生活しています。言い換えれば、できないこと、やらなくていいことからは逃げます。
病気は辛いですし、周りの人にも迷惑をかけていることは重々承知です。
家族に対して強く当たってしまうことだけでなく、薬代を援助してくれている父母が一生懸命に毎日働いてくれていることもわかります。私が病気じゃなかったら、薬代を払うことも病院へ連れて行くこともしなくていいのに…と思うと涙が出ます。
だからこそ1日でも早く治したい。これは、きっとすべての精神疾患者の人の願いだと思います。
薬療法が一般的ですし、正直目に見えて簡単にできることってそれくらいしかないですよね…。
でも、薬を飲んでるだけでは良くはならないことを、精神疾患歴約8年の私は悟り始めました。遅いですね…。でも気付けただけよかった!
薬療法の他にも、私たち精神疾患者ができることは、「自分の精神疾患について知ること」だと思います。
自分の精神疾患の名前を検索して、サイトや動画を見まくるべきだと思うんです。
よく、精神科の先生が「症状や発作が出た時に何が原因でどのような状態になったかメモしておくといいよ」と言われていましたが、本当にそうだと思います。
精神疾患は目に見えない病気です。だからこそ、「客観的に見る目」が必要だと思います。
発作が出てる時に客観的に見ろなんて正直無理な話ですが、落ち着いてからでもいいし、周りの人に聞いてみるでもいいから、自分がどんな状態になってしまうのかを知るべきなんです。
それに加えて、同じ精神疾患を持った他の人がどんなことで苦しんでいるのかを知れば、自分一人ではないから頑張ろう!とも思えます!
言い方悪いですが、「人のふり見て我がふり直せ」ということもできますからね。
私は早く病気を治して、日々幸せに過ごしたいです。生きやすくなりたいです。だからこそ、この精神疾患と向き合って向き合って向き合い続けます!
あ、注意なんですが、動画を観るとき、コメント欄を見ると地雷だったりします(笑)。
やっぱり精神疾患って分かってもらいにくい病気なので、アンチの方は多いです。アンチの方が言うことが正しい時もたくさんあります。それでも私たちにも味方はいますから、めげずに向き合って生きましょう!
精神疾患があることを会社側に伝えて就職活動するべき?(NHKEテレ放送のバリバラより)
「バリバラ」というNHKEテレで放送されている障害のある人をクローズアップした番組があることを知っていますか?
私はこの番組が好きでよく観るんですが、今日のテーマの一つに取り上げられていたことについて書きたいと思います。
テーマとして、「精神疾患がある人は入社する前に精神疾患があることを会社側へ伝えないといけないのか」みたいな感じな質問だったんですが、私的にもものすごく気になっていました。
私はもうすぐ就職活動をしなければならない年齢なので、その時にこの精神疾患をどう扱おうかと悩んでいました。
バリバラでは、「精神疾患を会社側へ伝える必要がある」との結論が出されていました。
理由は、何ができて、何ができないのかを会社側が理解してくれて、配慮してくれる法律があるからだそうです。それを有効にするために伝えないといけないそうです。
確かにそうだなぁとは思うのですが、とっても言い出しにくいですよね。面接の時に、精神疾患があってできないことがありますと伝えてしまったら、落とされてしまうかもしれないという恐怖があります。
それでも法律を信じて伝えるべきなんでしょうか。今の私には、どっちを選んで就活するか決めることはできません。それくらい難しい問題であると思います。
精神疾患を抱えながら働いている方はどうしているのか話が聞きたいです。
伝えれば、上手くいけば配慮してもらえて、気持ちよく働くことができますが、逆に辞めろと言われたり、差別をされることがあるかもしれません。
精神疾患をどう扱って就職活動していこうか悩んでいます…。どうしたら生きやすくなるのかなぁ。
会食恐怖症の私が立食パーティーに参加した話。
こんばんは。無事に成人式を終えて安心しているらん乃です。
成人式のあとに中学の同窓会がありました。同窓会はホテルみたいな所を貸し切って、立食パーティー方式で行われました。
フォーマルな格好が必須だったので、普段持ち歩けるペットボトルの水も持てず、行ったことない場所だったから緊張もしているし、不安だらけで会場へ向かいました。
実際始まってみて、ご飯がズラリと並んでいるのですが、3時間の同窓会中に私が口にできたのはカットフルーツのメロンだけでした。
やっぱり会食となると会食恐怖症が発動してしまい、思うように食事ができませんでした。
でも立食パーティーの良いところは、一口も食べなくてもバレないところですよね。普通の定食だと残すのは申し訳ない気がするけど、立食パーティーは誰かが絶対食べてくれるから気が楽です。元は取れないけど…。
早く会食恐怖症が治って、美味しいご飯を食べに行きたいなぁと切実に思った同窓会でした。
成人式と15歳の私からの手紙
無事に成人式を迎えて、乗り越えることができました。
ただでさえ精神疾患で苦しい私が、ぎゅっと締められた振袖姿で半日過ごさねばならない苦行に耐えれたことは奇跡でした。むしろ晴れ着姿が嬉しいとも感じられて、自分の進歩を実感しました。
成人式の人混みにも耐えることができ、最後まで式に参加できていました。これも奇跡だ…!
友達とたくさん写真も撮れて、すごく幸せな時間を過ごさせていただきました。久しぶりの「幸せ」でした。
その後の同窓会でも気持ち悪くなったりせず、無難に過ごすことができてよかったです。
その同窓会の最中に、5年前に自分宛に書いた手紙が配られました。
そこには15歳の私の苦悩がたくさん書かれていました。私は読んでいて涙が止まりませんでした。それくらい15歳の私は苦しんでいました。
20になった私も精神疾患と闘っていて苦しいけど、きっと乗り越えられると15の私に背中を押してもらった気持ちになりました。
15歳の私からの手紙は一生の宝物です。
20歳の私から15歳の私へ。
今もなお精神疾患で苦しんでいるけど、ちゃんと乗り越えるからね。私は私なりのスピードで成長しているから安心してね。夢もきっと叶えるからね。
感傷的になりやすい冬。だけど感情をぶつけること全てが悪いわけではないと思います。
感傷的になるのはいけないことなのでしょうか。
私は冬の寒さを感じると、センチメンタルな気持ちになってしまいます。でも一番好きな季節は冬です。
私は昔から感受性が豊かで、しかしそれは良いことばかりではなく、感傷的になって泣きじゃくって周りの人を困らせることもたくさんありました。
「私は感傷的になりやすい。だけどそれは誰かに迷惑をかけることなんだ。」と10代で悟りました。
そうしたら、自分の中からどんどん「感情」というものが消えていきました。笑うことも泣くことも怒ることもなくなった私は、周りの人から「人形みたい」と言われました。
感受性が豊かで感傷的になりやすいのが私の悪いところだと思って生きてきたら、人形のように表情と感情がなくなってしまったのです。
私は感傷的になっても良いと思います。思いっきり自分の感情をぶつけることは悪いことではないと思います。
たしかに昔の私は人に迷惑をかけてきました。それは申し訳なかったと反省しています。
でも、自分の感情全てを押し殺した、人形にはなりたくありません。
今、私は少しずつですが、自分の感情を前に出して、人形から人間になっている途中です。
感受性が豊かで感傷的になりやすかった私だからこそ、ブログというものに出会えて、文を書くことを楽しめているんじゃないかと思っています。
悲哀の感情に溢れた文章だけでなく、楽しい明るい文章を書けたらいいな…。
「発達障害」と「精神疾患」の違いはなんだろう?
私は境界例という精神疾患であると診断されたのですが、検査を受ける前までは自閉症スペクトラムという発達障害であると診断を受けていました。
なぜそのような誤解が生まれたかと言うと、おそらくですが「精神疾患」と「発達障害」は紙一重だからではないでしょうか?
今日は「発達障害」と「精神疾患」の違いをいろんな側面から、カンタンに見ていきたいと思います。
【違い1】症状が現れ始める時期
・精神疾患…主に青年期、若年期に発症(つまり大人になってからが多い)
・発達障害…主に生まれてから幼少期にかけて発症
私は高校生の頃に心療内科を受診するようになったので、幼少期はごく普通の子でした。つまりこの時点で発達障害ではなかったのですね。
【違い2】発症した原因
・精神疾患…育った環境や親、いじめなど、外的影響
・発達障害…生まれつきの脳の特性、脳の病気
私の親は仲が悪く、父親は母親に対してDVだった時期もあり、それを見て育ちました。精神科の先生たちは口を揃えて「原因はお母様、お父様です。」と言われました。
別に親を否定するつもりは全くありませんが、精神疾患を患っている多くの人に共通するのが家庭環境の悪さだと言うことです。
今は自分で自分の道を歩いていますから。
まだまだ違いはあると思いますが、どちらも苦しい病気であることには違いありません。
発達障害と精神疾患の両方の理解が広まり、ハンディキャップを持った人たちが生きやすい世の中に変わっていくことを願うばかりです。