「発達障害」と「精神疾患」の違いはなんだろう?
私は境界例という精神疾患であると診断されたのですが、検査を受ける前までは自閉症スペクトラムという発達障害であると診断を受けていました。
なぜそのような誤解が生まれたかと言うと、おそらくですが「精神疾患」と「発達障害」は紙一重だからではないでしょうか?
今日は「発達障害」と「精神疾患」の違いをいろんな側面から、カンタンに見ていきたいと思います。
【違い1】症状が現れ始める時期
・精神疾患…主に青年期、若年期に発症(つまり大人になってからが多い)
・発達障害…主に生まれてから幼少期にかけて発症
私は高校生の頃に心療内科を受診するようになったので、幼少期はごく普通の子でした。つまりこの時点で発達障害ではなかったのですね。
【違い2】発症した原因
・精神疾患…育った環境や親、いじめなど、外的影響
・発達障害…生まれつきの脳の特性、脳の病気
私の親は仲が悪く、父親は母親に対してDVだった時期もあり、それを見て育ちました。精神科の先生たちは口を揃えて「原因はお母様、お父様です。」と言われました。
別に親を否定するつもりは全くありませんが、精神疾患を患っている多くの人に共通するのが家庭環境の悪さだと言うことです。
今は自分で自分の道を歩いていますから。
まだまだ違いはあると思いますが、どちらも苦しい病気であることには違いありません。
発達障害と精神疾患の両方の理解が広まり、ハンディキャップを持った人たちが生きやすい世の中に変わっていくことを願うばかりです。